前回書かせてもらったアニメソングにありがちな音という記事の中で、
パァン!っていう破裂音って結構聞くよねーってお話だったんですけども。
疾走感のあるアニメソングみたいな曲を作りたい!あると捗る音達!【DTM】
よく聞くよねーで終わってしまってもアレなので、その簡単な作り方をこちらでご紹介いたす所存です。
作り方自体はとてもシンプルなのでぜひご参考ください!
目次
ベースとなる音に深めのリバーブをかける。以上!!!!!!
リバーブを深めにかける!!!!
とりあえずこれだけでできます!!!!笑
簡単ですよね!!
リバーブとは残響音を加えるエフェクトです。
ベースとなる音にリバーブを加える事によって破裂感のある音を作る事ができます。
まぁ他にもイコライザーなどで音域を削ったり持ち上げたり
コンプレッサーなどでキャラクターを付け加えたりみたいな。
微調整を加えると好みの音に近づけたりはすると思うんですけど。
そこらへんは作っている曲とのバランスにもよるので、今回は割愛させていただきますね。
ボクはcubaseをつかっているのでcubase付属の音源などで説明をしていきます!!
では順番に見ていきましょう。
まずはベースとなる音を選ぶ。
なにはともあれベースとなる音を選んでいきます。
こちらが破裂感を左右するものとなりますのでいくつか紹介していきますね。
- クラップ音(手拍子)
- スネア系
- フィンガースナップ(指ぱっちん)
ここら辺がオススメというかなんかそれっぽくなるのかなーと思います。
どれも最初に強いアタック音が鳴って音自体が短いものですよね。
そういった音が破裂音に向いている音になります!!
では一つ一つ聞いていきましょう。
クラップ音
よくある手拍子の音ですね。
ちなみに使った音源は
HALION SONIC 7のHip Hop Kit 5にあるD#1の音です。
スネア音
スネアも残響音がすくなめなタイトな音が向いているかもしれませんね。
こちらの音は
クラップと同じくHALION SONIC 7のHip Hop Kit 5にあるC#1の音です。
フィンガースナップ
こちらはフィンガースナップといっていわゆる指パッチンの音ですね。
これに関してはボクが自分で録音しました。笑
今回はこの3種類の音をベースにリバーブをかけていきたいと思います。
リバーブは別でチャンネルを立ち上げると良い。
というわけでいよいよリバーブをかけていくわけなんですけども!!!!
早速リバーブの設定をしていきましょう。
ちなみに直接Insertsのところでかけてもよいのですが、
リバーブやディレイという空間系のエフェクトはパソコンに多大なる負荷がかかってしまうらしいです。
今回はサンプル音源のみなので問題はないと思いますが、場合によってはパソコンがクラッシュしてしまう事もあるので状況によって使い分けするのがいいかもですね!!
ですので、別でチャンネルを立ち上げてセンドリターンという方法でつかっていきます。
余談にはなりますが、この方法のメリットはリバーブ成分にのみEQをかけたりコンプレッサーをかけたりできるので残響成分を細かく調整できたりするんです!!
まぁその話はおいおいとして・・・笑
早速設定していきましょう!!
まずは
スタジオ→Mix Consoleと開いて、
右クリックでエフェクトトラックを追加をクリック
今回はREVelationというcubase付属のリバーブを使っていきます。
構成はステレオにして名前はリバーブとわかるようにしておきましょう。
最期にトラックを追加をクリックします!
するとリバーブがインサートされた状態でセンドリターンのチャンネルが立ち上がりましたね。
つぎにリバーブの調整をしていきます。
InsertsのところのREVelationをクリックします。
リバーブの画面が表示できたと思います。
今回はプリセットのLarge Hall Brightというものをベースに画像のような設定にしております。
リバーブの設定もややこしいのでとりあえずは画像と同じ設定にしてもらっても大丈夫です!!!
Sendsという部分で立ち上げたリバーブのチャンネルへ音を送る作業ですね。
▼を押します。
そうすると送り先はどうしますか?的な画面がでてきますので、先ほど作ったリバーブというチャンネルをクリックします!!
するとなんかそれっぽいものがでてきましたよね!!!
そしたらすかさず電源ボタンみたいなマークをクリックでセンドリターンをオンにします。
するとどうでしょう!!!なんかオレンジ色になりましたよね。
これでリバーブのチャンネルへ音が送られている状態になります。
0.00っていう数字はどのぐらいの音量で送りますかー?的なやつなので今回は0.00のままで大丈夫です!!
複数トラックがある場合は全部のトラックに同じように設定していきましょう!!
以上でセンドリターンの儀式は終了となります。
かくかくしかじかで完成した音。
それではリバーブのかかった音を聞いていきましょう!!
クラップ音(リバーブ有)
スネア音(リバーブ有)
フィンガースナップ(リバーブ有)
どうですか?
せっかくなのでリバーブをかける前の素材たちと聴き比べてみましょうか。
クラップ音(リバーブなし)
スネア音(リバーブなし)
フィンガースナップ(リバーブなし)
聴き比べるとなんかそれっぽい感じになりましたよね。
そしてどの音もキャラクターが違う音になっていますね。
ベースにする音も大事な事がわかりますね。
これが基本的な作り方となります。
あとはEQだったりコンプレッサーだったり、はたまた色んな音をレイヤー(重ねて)して作ってみたり。
リバーブの設定によっても全然仕上がりが変わっていきます。
なのでこっからが沼い部分なので自分の好みや曲にあった破裂音をさがす旅にでましょうね。笑
ぜひぜひ参考にしてもらえたらうれしいです。
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